お知らせ
2024年度 藤本昌代ゼミ東京大学合宿 Global Partnership on AIの合同合宿の報告
【用務日程】2024年9月26日(木)~ 2024年9月27日(金)
【用務内容詳細】
2024年9月26日から27日にかけて、東京大学において Global Partnership on AI Student Gathering 2024 が開催され、藤本ゼミから学部生14名、院生3名、教員1名の合計19名が参加しました。
Global Partnership on AI(GPAI)について
Global Partnership on AI(以下GPAI)は、人間中心の考え方に立ち、透明性や人権の尊重などの原則に基づいた「責任あるAI」の開発・利用の実現を目指す国際的な枠組みです。14か国の政府や国際機関などによって2020年に設立されました。同志社大学藤本チームは、GPAIのいくつかあるワーキンググループのうち、「仕事の未来(Future of Work)」に参加しています。仕事の未来」ワーキンググループでは、AIが社会の様々な場面に浸透することによる労働環境や雇用への影響について、ユースケースを収集しています。
Global Partnership on AI Student Gathering 2024 の内容
Global Partnership on AI Student Gathering 2024では、調査に関わる学生と教員が一堂に会し、調査から得られた知見の意見交換をしました。また、いくつかの協働ワークを通して、AIと仕事の未来に関する理解を深めました。
9月26日 13:00 集合 13:30~ ■ グループワークと翌日の国債討論へ向けた準備 7つのグループに分かれてグループワークを行いました。グループ内では、事前に用意した自分たちの調査に関する資料をもとに発表を行い、議論を交わしました。その後、各グループの代表がグループ全員の発表内容と、議論の要点を全体で発表しました。
次に、翌日のメキシコの調査グループとの議論についてのレクチャーがありました。メキシコの研究グループはギグワーカー(プラットフォーマーを介する形で仕事を受ける就業者)の働き方にAIがどのような影響を与えているかの研究に取り組んでおり、その背景と研究についての説明でした。
17:00頃〜19:00頃まで ■ 懇親会 懇親会では、他大学の学生や教員と、ピザを食べなから交流しました。自分たちの調査についてお互いに話し合ったり、AIに関する国際情勢や研究について議論を交わしたりしました。
9月27日 9:45〜 ■ AIに関わるトピックでメキシコの研究グループと討議 メキシコの研究グループのラテンアメリカおよび米国のギグワーカーに関するAI研究のプレゼンテーションがありました。からは、同志社大学勝野ゼミの王さんが自身の研究について、藤本ゼミの郭さんが自身の研究(AIと翻訳業)についてのプレゼンを行いました。Zoomを介した活発な質疑応答や議論が行われました。
終了後、メキシコの研究グループとの対話の感想などを発表する場があり、藤本ゼミの学生は積極的に発言しました。
13:00〜 ■ AIガバナンスに関するワークショップ 昼食後、トヨタ自動車の梶洋隆さんによるクルマとAIに関するレクチャーの後、彼のファシリティーションでAIガバナンスに関するワークが行われました。ワークショップからの学びだけでなく、ワークショップの設計と進行からの学びも多くありました。自分たちがこのようなワークショップを行うときの大きなヒントとなりました。ワークの後、各グループで行われた議論の内容をそれぞれ全体で発表しました。
14:40〜 ■ GPAIの理念に関する公苑 原山優子先生による、GPAIのミッションと理念について、GPAIが取り組んでいることについての講演がありました。GPAIの4つのワーキンググループのうち、「仕事の未来」(藤本ゼミが取り組むWG)にはAIによって変わり続ける仕事の環境をいかによい方向に持っていくか、またAIをよりよい形で使いこなすにはどうしたらいいかを探るミッションがあることが強調されました。
最後に全員で記念写真を撮影し、16時頃に終了となりました。
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