以下、本文になります
お知らせ
2023年度 大妻女子大学におけるゼミ交流討論会・合同成果報告会の報告
2024年1月17日 更新
2023年12月27日、社会学部メディア学科・水出ゼミの3回生15名は、大妻女子大学千代田キャンパスに向かい、社会情報学部社会生活情報学専攻の近藤和都ゼミと交流討論会・合同成果報告会を行いました。秋学期に進めてきた研究成果の報告と、その報告をもとにした議論を通じて普段交流することのない他大学の学生の知見に触れることが目的です。
水出ゼミでは2022年度から近藤ゼミとの交流会を開始しましたが、当時の3回生は新型コロナウイルスの影響でオンライン開催となったため、今回初めて対面での発表会を実施することができ、より交流を深めることができました。
当日は、お昼頃に大妻女子大学に集合し、水出ゼミと近藤ゼミそれぞれが4つのグループ発表を行いました。それぞれの発表の後には質疑応答、議論の時間が設けられ、闊達に意見が交わされました。
水出ゼミは以下の内容で4つの研究発表を行いました。
・「バチェラーにおける男性表象の変化」
・「浅田真央とアイドル」
・「麻雀の近代スポーツ化 オリンピックを目指すMリーグ」
また、近藤ゼミの発表は以下の4つがテーマでした。
・「男らしさと美容の関連」
・「ジャニーズのSNS解禁後のファン活動について」
・「周囲の環境やInstagramの機能がどのように投稿に起因しているか?」
・「アニメのクラブイベント聴取経験」
水出ゼミの成果報告は、「朝ドラ」とメディアの時間性、「バチェラー」のゲーム性と男性表象の関係、浅田真央の報道分析、メディアイベントとしての麻雀といったように、メディアコンテンツの分析を軸に調査を実施し、考察へと繋げていく研究スタイルでした。近藤ゼミの成果報告は、「男らしさと美容の関連」が『MEN'S NON-NO』の誌面分析であったものの、残りの3つのグループはジャニーズファンへのインタビュー調査、Instagramの利用者へのインタビュー調査、アニメのクラブイベントでのフィールドワークのように、メディアを利用する人びとの調査に取り組んでいました。
このように今回の合同発表会では各ゼミの調査方法の違いが特徴として現れていました。水出ゼミでは、メディアコンテンツそのものを量的、あるいは、質的に分析するという方法をとっていましたが、近藤ゼミでは、インタビュー調査やフィールドワークを駆使してメディアの経験に迫る成果が目立ちました。また、近藤ゼミでは東京都内という立地を生かし、国立国会図書館の所蔵資料を調査したり、フィールドワークを行っていたことが印象的でした。
同じメディア研究でもアプローチの方法が大きく異なること、また、大学の場所によって調査や研究内容に差が出ることを実際に経験する貴重な機会となりました。今回の交流討論会・合同成果報告会を経て、卒論に向けた気づきを得た学生も多いと思います。
発表が終わった後は、交流会を行い、それぞれの学校生活やゼミ、就活事情などさまざまな話題で盛り上がり、とても楽しい時間を過ごしました。
お問い合わせ |
社会学部・社会学研究科研究室事務室 TEL:075-251-3441
|
---|
カテゴリ
- 社会学部/大学院社会学研究科サイト:
- 在学生の方 /