お知らせ
2025年度 マーサ メンセンディークゼミ フィリピン大学合同ゼミ交流会の報告
【日程】
2026年2月11日〜16日
【内容詳細】
マーサゼミではフィリピンスタディーツアーと合わせて2月13日(金)にフィリピン大学を訪れ、College of Social Work and Community Development の学生と教員と合同交流会討論会を行いました。まず、フィリピンのスタディーツアーの趣旨と目的を簡単に紹介したうえで交流会の報告をいたします。
本ゼミでは様々な社会問題を国際的な視点で理解し、また、Community Organizing という視点や方法論からソーシャルワーク実践を検討してきました。さらに、日本に住む外国にルーツのある住民についても取り上げ、特に日本に住むフィリピン人(出稼ぎに来日するフィリピン人、また日本人と結婚したフィリピン人やその子どもたち)の現状と課題について学びを深めてきました。ゼミ生の中には国内外の貧困問題に関心を持つ学生も多いことから、フィリピンの貧困問題と国際移住の実態と課題について学びを深めるために今回のゼミ交流・スターディーツアーを企画しました。フィリピン大学のDepartment of Social Work (ソーシャルワーク学科)はCollege of Social Work and Community Development という学部の学科です。貧困国である現状の中で、ソーシャルワークがコミュニティ開発とセットで捉えている特徴があります。また、国の制度に頼れない現状の中で、様々なNPOが貧困層に対する支援に取り組んでいます。そういったソーシャルワークを学ぶフィリピン大学Department of Social Work のHazel Lamberte先生、Maricel Deloria 先生のゼミ生との交流を通してお互いのゼミで学んでいる社会問題やソーシャルワークの実践例について情報交換をしたうえで、Community Organizing のあり方について議論・討論する機会を企画しました。ゼミ交流討論会に合わせて、フィリピンのいくつかの先駆的な実践をしているNPOを訪問し、その活動について具体的に学ぶ機会になりました。貧困家族や子ども、高齢者、貧困層のコミュニティ開発、また日本から帰国したフィリピン人やその子どもを支援するNPOなどを通してソーシャルワークの学びを深めることができました。
ゼミ交流討論会では学部長のJustin Leon先生からのご挨拶に続き、Regin Penaflor 先生によりフィリピン大学のソーシャルワーク教育のカリキュラム内容、及び、実習プログラムが説明され、その後にメンセンディークの方から同志社大学の社会福祉教育と実習教育について簡単に紹介しました。休憩を挟んで次にフィリピン大学と同志社大学の学生2人ずつからそれぞれが社会福祉学を学ぶきっかけやソーシャルワーク実習の内容と学びについて発表され、質疑応答とそれぞれの国の貧困問題についての情報交換や討論の時間をもちました。フィリピン大学の学生や先生から同志社大学の学生に質問も多数あり、大変活発な討論会になりました。同志社大学の学生が最も驚いたことは、フィリピンのソーシャルワーク実習は1000時間であり、日本の240時間に比べて時間数が4倍ほど多いということでした。
最後に昼食を一緒に食べて終了という流れでした。フィリピン大学の学生とマーサゼミの学生は休憩時間中にすぐに打ち解けて、言葉のバリアを感じさせず仲良く賑やかに交流をしていました。ゼミ生の中には日本以外の国で育った経験から英語が流暢な学生もいれば、海外が初めてという学生もいますが、フィリピンで英語を使う機会になり、良い刺激になったようです。また、国境を超えて、ソーシャルワークの課題や実践、そして教育について情報交換をし、問題意識やモチベーションを高められたようです。とても貴重な交流と学びの機会となり、今後もこうした交流を続けたいと思っています。
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