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2017年度 講義内容
第一線の労働組合役員の知見を通じて、現場が直面している最も枢要な課題を知ることは「働くということの意味」を総合的に考える手がかりを掴むことになると考えられる。 自らの体験を超えて総合的かつ課題提起的に「働くということ」を考えること、これが本講義の目的である。
- 働く上での課題を具体的に理解し、その課題解決に向けて考える姿勢を養う。
- 労働組合の活動や課題を正確に知り、労働の意味を深く考え、そこからさらに労働組合の意義、企業のマネジメントの意義に発想を及ぼすことができる能力を養う。
2017年度 講義曜日・講時
金曜日 5講時(16:40~18:10)
2017年度 講義内容
4月7日 | 【開講の辞】連合寄付講座で同志社大学の皆さんに学んでほしいこと 【課題提起①】労働者を取り巻く現状と課題-労働組合の果たすべき役割とは- 南雲 弘行 (公社)教育文化協会 理事長 |
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4月14日 | 【課題提起②】労働相談に見る職場の現状と労働組合の役割・意義-若者を取り巻く雇用の現状を中心に- 石田 輝正 連合 非正規労働センター 局長 |
4月21日 | 【ケーススタディ①】非正規労働者の処遇改善に向けた取組み 鈴木 辰夫 イトーヨーカドー労働組合 中央執行副委員長 |
4月28日 | 【ケーススタディ②】 総労働時間の短縮とワーク・ライフ・バランスの実現に向けた取組み 藤本 英和 生保労連 中央副執行委員長 |
5月12日 | 【ケーススタディ③】地域で働く労働者の雇用と生活を守る取り組み-連合大阪における取り組み- 村田 憲彦 連合大阪 副事務局長 |
5月19日 | 【ケーススタディ④】公務労働の現状と公共サービスの役割-公務関係労組の取組み- 岸 真紀子 自治労 組織対策局長 |
5月26日 | 【ケーススタディ⑤】労働諸条件の維持・向上に向けた取組み-直近の春闘における取組みを中心に- 伊藤 彰英 基幹労連 事務局次長 講義要録 |
6月2日 | 【中間まとめ】労働組合の意義・役割とは何か-今一度振り返って考えてみる- 高木 郁朗 日本女子大学 名誉教授 |
6月9日 | 【課題への対応①】すべての働く者のための取り組み-労働者福祉運動のさらなる広がりをめざして- 花井 圭子 中央労福協 事務局長 |
6月16日 | 【課題への対応②】進行するグローバリゼーションにどう対応するか-国際労働運動の役割と取組み- 西原 浩一郎 JCM 顧問 |
6月23日 | 【課題への対応③】地域における政策・制度実現に向けた取組み-連合京都における取組み- 廣岡 和晃 連合京都 事務局長 |
6月30日 | 【課題への対応④】ワークルール確立に向けた取組み-労働規制緩和にいかに歯止めをかけるか- 安永 貴夫 連合 副事務局長 |
7月7日 | 【論点整理①】教員による論点整理① 同志社大学 教員 |
7月14日 | 【修了講義】「働くことを軸とする安心社会」の実現に向けて 神津 里季生 連合 会長 講義要録 |
7月21日 | 【論点整理②】教員による論点整理② 同志社大学 教員 |